コンビニでよく見かける「1個買うと1個もらえる」キャンペーン、レシートをもらって「お得だな」と思ったことがあるかもしれません。
確かに、購入した商品と同じ商品や別の商品が無料でもらえるのは、かなり魅力的です。
しかし、実はこのキャンペーン、単純に「お得」というだけではなく、コンビニとメーカー側が巧妙に仕掛けた作戦が隠されています。
今回は、その裏側を考えてみました!
お得と思わせて再来店を促す仕掛け
このキャンペーンの一番の狙いは、顧客を再び店舗に呼び込むことです。
無料引換券を手にしたら、それを使うためにもう一度コンビニに足を運びます。
再来店の際、つい他の商品も手に取ってしまうということ、ありますよね?コンビニ側は、これを狙っているのです。
たとえば、引換券を使うために再来店すると、レシートだけで無料引き換えなんて恥ずかしくて出来ない人も多いハズ。飲み物やスナックなど、ついでにいくつか商品を購入することが多いですよね。
キャンペーン商品自体は無料でも、他の商品で利益をしっかり確保できるわけです。お得感を演出しながら、消費者に追加の購買を促すこの戦略はとても効果的です。
コンビニのイメージチェンジも狙いの一つ
この「1個買うと1個無料」キャンペーンには、コンビニのイメージを変えるというもう一つの狙いもあります。
これまで、「コンビニは便利だけど、少し高い」という印象が強かったかもしれません。
しかし、このキャンペーンを通じて、「コンビニはお得」というポジティブなイメージが定着しつつあります。結果として、顧客満足度が上がり、競争力も向上するのです。
メーカーにとっての大きなメリット
メーカー側も、このキャンペーンを通じて重要な効果を得ています。たとえば、新商品やあまり知られていない商品を試してもらう試用促進のチャンスになります。
普段なら購入しない商品でも、無料なら一度試してみようという気持ちが働きますよね。
また、ブランドスイッチを狙っている場合もあります。
お気に入りのブランドがある人でも、無料でもらえるなら他のブランドを試してみようという心理が働くことが期待されます。これによって、メーカーは自社商品の顧客を増やすことを目論んでるのです。
サイズアップや上限なしの誘惑
さらに、多くの場合、購入商品よりも大きいサイズの商品と引き換えられることがあります。たとえば、通常サイズのドリンクを買うと、引き換え商品はラージサイズになることも。これにより、さらにお得感を増幅させ、消費者はますますこのキャンペーンに魅了されます。
また、上限がないため、購入した数だけ無料引換券がもらえる場合がほとんどです。これも、「たくさん買えば買うほどお得」という心理を刺激し、つい予定以上の買い物をしてしまうことがあります。
まとめ!お得感に隠れた巧妙な作戦
「1個買うと1個もらえる」キャンペーンは、消費者にとってお得なように見えますが、その裏にはコンビニとメーカーの巧妙な戦略が隠されています。再来店を促す仕掛けや、ついでに他の商品を買わせる工夫、さらには消費者に新商品を試させる目的など、さまざまなメリットが両者にあるようですね。
次回このキャンペーンを利用する際には、「本当にお得か?」を考えつつ、賢くお買い物を楽しんでくださいね。
コメント